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2025/03/10 20:10

セッコクを育てていると、元気がないのではないか、なにかトラブルが起きているのではないかと感じることがあるかもしれません。
そんな時は、トラブルの原因を特定し、適切な対応をすることが必要です。トラブルの原因は、いくつかの要因が重なっていることもあるので、株全体をよく観察することが大切です。一見トラブルに見えても、冬季の黄葉や落葉、古い葉や根の枯れ、役割を終えた茎が細くなるなど、生理現象の場合もあります。あわてず、冷静に判断しましょう。

以下に、元気がないセッコクの状態のパターンの特徴とそれぞれに対する対策を紹介します。

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セッコクに元気のないパターン①:葉のトラブルとその対策

葉のトラブルの原因には、病害虫によるものがあります。主な病気には、糸状菌(カビの一種)が原因の黒斑病(症状:葉に黒斑が現れ、進行すると葉全体が枯れることがある。)、細菌感染による軟腐病(症状:葉や根が腐り、悪臭を放つ。)、ウイルス感染によるウイルス病(症状:葉にモザイク状の模様が現れ、生育が悪くなる。)があります。黒斑病と軟腐病の場合は、患部を切除し、殺菌剤を使用しましょう。黒斑病にはベニかスプレーなど、軟腐病にはトップジンなどが有効です。

ウイルス病には治療法はなく、感染が広がらないように、感染したものは株ごと処分する必要があります。

害虫が発生した場合は、必要に応じて薬剤を使用しましょう。ハダニにはベニカマイルドスプレー、カイガラムシにはマシン油乳剤などが有効です。葉水をすることで、害虫予防になります。病害虫以外に、水不足や過湿、日照不足なども原因となるため、適切な水やりと環境管理を心がけましょう。

セッコクに元気のないパターン②:茎のトラブルとその対策

茎のトラブルの原因には、病害虫によるものがあります。主な病気には、糸状菌(カビの一種)が原因の炭疽病(症状: 茎に黒い斑点が現れ、拡大する。)、細菌感染による軟腐病があります。どちらの場合も患部を切除し、殺菌剤を使用しましょう。炭疽病の場合、軽症ならダコニール1000やトップジンMなど、進行したものにはベルクート水和剤やナレート水和剤などが有効です。軟腐病に関してはパターン①の解説をご参照ください。
同じ殺菌剤を連続して使用すると、薬剤耐性菌が発生する可能性があるため、異なる種類の殺菌剤をローテーションで使用することをおすすめします。茎を食害するナメクジへの対策は忌避剤や駆除剤の使用が有効ですが、ナメクジが嫌うコーヒーかすを株元に置いたり、木酢液を株元に散布することで、ある程度、忌避剤の代用になります。
いずれの場合も、過湿を避け、風通しのいい場所で管理することが予防のポイントです。
役割を終えた古い茎が枯れていくのは自然現象であり、新しい茎が健康に育っていれば問題はありません。

セッコクに元気のないパターン③根のトラブルとその対策

根のトラブルの原因には、主に根づまり、根腐れ、軟腐病などがあります。根づまりの場合は、古い根や傷んだ根を除去し、株分けをするか、少し大きな鉢に植え替えましょう。根腐れの場合も古い根や傷んだ根を除去し、速やかに新しい植え込み材で植え替えをし、過湿にならないように管理しましょう。

セッコクに元気のないパターン④:株がぐったりしている場合とその対策

株全体がぐったりしているような印象の場合は、複数の原因が重なっていることが考えられます。病害虫や根のトラブルの他にも、水不足や日照不足、通気不良、生理現象(老化など)など様々な要因があるので、よく観察し、想定される原因に応じた対策をおこないましょう。

まとめ

この記事で解説したように、セッコクの元気がなくなる原因は症状にたいして一つとは限らず、いくつかの原因が重なっていることもありますので、まずは根の状態を確認し、問題があれば適切な対応をしましょう。
その後、他の要因についても、様子を見ながら一つずつ確認するようにしましょう。
対策をしても改善しないこともありますが、その経験を生かし、あきらめずにセッコクの栽培を楽しみましょう。

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