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2025/02/16 19:26

セッコク(石斛)は、美しい花を咲かせるだけでなく、古くから薬用植物や観賞植物として親しまれてきたラン科の植物です。特に、木や岩に着生する性質を持つため、独特の育て方が求められます。そんなセッコクを健康に育てるためには、適切なタイミングで植え替えを行うことが重要です。しかし、「いつ植え替えればいいの?」「どのくらいの頻度で必要?」「植え替えの際に気をつけるポイントは?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、セッコクの植え替えに適した時期やその頻度、具体的な植え替え方法について詳しく解説します。正しい方法で植え替えを行うことで、セッコクが元気に成長し、毎年美しい花を咲かせるようになります。セッコクの植え替えに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

セッコクの植え替え時期はいつ?

セッコクの植え替え時期は、地域によって多少ちがいますが、遅霜の心配がなくなる3月~4月、春の芽出し前が最適です。生育期の始まりである春に植え替えることにより、芽や根がよく生長し、株が充実します。

健全な株のセッコクであれば、気温が下がり始める秋に植え替えも可能です。秋に植え替える場合は、気温の高い時期は避け、9月中旬~10月上旬を目安に行ってください。

適切な時期に植え替えることで、セッコクの成長を促し、より美しい花を楽しめます。

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セッコクの植え替え頻度はどのくらい?

セッコクの植え替えは、株の健康を保つために重要な作業です。目安は2年に1度ですが、状況によっては、より頻繁な植え替えが必要な場合もあります。

健全な状態を保っている株であれば、2年に一度の植え替えが理想的です。

それ以前であっても、植え込み材が劣化して通気性が悪くなっている場合はなるべく早めに、生育不良や根腐れ、根づまりを起こしている場合は速やかに植え替えをおこなってください。

着生用の木などにつける場合は、基本的に植え替えは不要です。

セッコクの植え替え方法をステップごとに解説

①古い植え込み材を除去する

根や茎を傷めないように、そっと鉢から抜き、古い植え込み材を丁寧に除去してください。
手でとれるものは手でとってください。手で取れない細かい物の除去には、割り箸やピンセットが便利です。
株が抜けにくい場合は、鉢を軽くたたくと抜けやすくなります。

②傷んだ根を除去する

根の状態を観察し、傷んだ根や枯れた根をカットしてください。
この時に、根の長さをある程度そろえておくと、植え付けやすくなります。

③新しい植え込み材で植え付ける

水苔を使用する場合は、あらかじめ水に浸して、全体的に軽く湿らせておきます。茎が縦になるように置き、湿らせた水苔を巻き付けながら重ねてください。きつく巻きすぎると通気性が悪くなるため、少しゆるめに巻くようにしてください。
バークを使用する場合は、流出を防ぐために鉢底ネットを敷いてください、株を置き、隙間ができないように、バークを入れてください。棒などでつつきながらおこなうと、隙間なく植えられます。
植え替え後は、すぐに水やりをし、しばらくの間は日陰で管理してください。

セッコクの植え替えに必要なアイテムをご紹介

①ハサミ

傷んだ根の除去に使用します。園芸用ハサミをお持ちであれば、それを使用してください。お持ちでなければ、通常のハサミで代用可能です。その場合、ご使用されたものは植物専用にされることをおすすめします。

植物への感染を防ぐために、使用前と使用後には、消毒用アルコールで消毒し、水洗いした後、よく乾燥させてください。

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②植え込み材

セッコクの植え込み材として一般的なのは、水苔とバークです。
水苔とは、湿地に生息する苔植物の一種で、保水性と通気性に優れています。
バークとは、樹皮を加工したもので、水はけと通気性に優れています。
どちらがいいということはなく、栽培環境に応じて選ぶことが大切です。
目安としては、つい水をあげ過ぎてしまうという方はバーク、水やりの間隔が長くなる方は水苔で植え付けるのがおすすめです。
どちらも、乾燥しすぎると水をはじいてしまうので、注意が必要です。
※初心者の方には圧縮された水苔はあまりおすすめできません。

③鉢

植え替えのための鉢は、使用する植え込み材に応じて選ぶことが大切です。
一般的なのは、素焼き鉢と水苔の組み合わせです。水やりのタイミングがわかりやすく、初心者さんにおすすめです。
プラスチック鉢は扱いやすいのが利点です。
プラスチック鉢を使用する場合は、水はけのよいバークの使用がおすすめです。
素焼き鉢は通気性と排水性に優れ、プラスチック鉢は軽量で扱いやすく、素焼き鉢に比べて破損しにくいと、それぞれに利点があります。
植え込み材と同じく、どちらがいいということはなく、栽培環境や水やり頻度に応じて選ぶことが大切です。。
バークを使用する場合には、駄温鉢との組み合わせも可能です。駄温鉢とは陶器の一種で、通気性や排水性は素焼き鉢よりやや劣りますが、強度が高く、扱いやすい鉢です。
どの鉢を選ぶ場合も、2.5号~3号のものがおすすめです。
プラスチック鉢

まとめ

この記事では、セッコクの植え替えのタイミングと手順を解説し、必要なアイテムをご紹介しました。

適切な時期に、正しい手順で、栽培環境に最適な鉢と植え込み材を使用して植え替えることにより、株の健康を保ち、美しい花を咲かせやすくなります。

この記事に掲載したアイテムは、あくまでも一例ですが、アイテム選びも、大切な要素です。ご自宅の栽培環境に適し、使いやすいものを選んでください。

それも含めて、園芸を楽しんでいただきたいと思います。

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